小が大を喰らう世界〜D2Cとは何か|新たなビジネスモデルとして拡大している3つの理由

近年、様々な技術の誕生とともに、これまでに長らく存在していた様々なモノや仕組みが壊れ、再構築されつつあります。これは皆さんの生活を支えている流通小売業も例外ではありません。流通業の主なビジネスモデルといえば、B2BとB2Cの2つでした。前者は企業対企業の取引、後者は企業対顧客の取引を指します。つまり物を売るのは「企業」であり、物を買うのは「企業」または「顧客」のみだったのです。この状況は、IT技術の発展とともに変化を見せています。例えば、AirbnbやUberといったシェアリングエコノミーはC2Cと言われるビジネスモデルです。これまでは物やサービスの買い手でしかなかった人たちが、今や自らも物やサービスを売る側としてのポジションを得ているのです。C2Cは既存のビジネスモデルでは、かなえることができなかった要求に答えることで、その市場を急激に拡大しつつあり、既存の各業界からも非常に注目されています。そして、そのC2Cと並ぶ新しいビジネスモデルがD2Cといわれるものです。今回はD2Cについて考察します。

D2Cとは

これまでのビジネスモデルは「B」または「C」という役割しか存在しませんでしたが、D2Cは少し毛色が異なります。D2CとはDirect to Consumerを省略した言葉です。典型的な流通小売業は、商品の企画、生産、物流、販売というように様々な業者が関わって成り立っていました。簡単にいえば、洋服を作る人、運ぶ人、売る人と言った具合に、それぞれの業者は強みを持っており、互いを補完しあうことで成立していたのです。この体制は、IT技術の革新によって姿を変え、新しい流通小売業の形が生みました

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