クラウドへの全依存は危険?利便性の裏にあるリスクや運用者にかかるデメリットとは

近年、クラウドというIT技術が目覚ましい成長を遂げています。クラウドは最先端のIT技術の中でも、最も普及しつつある技術の1つです。システム開発会社はもちろんですが、ビジネスに与えるインパクトも非常に大きいため、非IT企業からも非常に注目されています。クラウドといえば、Microsoft社のMicrosoft Azure、Google社のGoogle Cloud Platform(GCP)、IBM社のIBM Cloud、そしてAmazon社のAmazon Web Service(AWS)が有名であり、この4つでシェアの大半を獲得しています。

その中でもAmazon社のAWSは約33%のシェアを誇り長らくトップの座を守っています。(米調査会社Synergy Research Groupの調査より)私自身も現在1人のITエンジニアとして働いていますが、クラウドは既に新たなプロジェクトが開始する際のファーストチョイスとなりつつあることを実感しています。非常に便利であり、もはや無くてはならないサービスであることは疑う余地もありません。ですが、クラウドが持つ、またはクラウドに依存することによる問題点はないのでしょうか?今回はクラウドが持つ問題点について考察します。

外部からの攻撃に関するリスク

クラウドは利用者から見るとインターネット上でのサービスですが、実際にはクラウド事業者が各地に運営しているデータセンターをサーバーとしたサービスです。どんなに堅牢なデータセンターであっても、ピンポイントでデータセンターを攻撃されると世界的に甚大な被害が発生することとなります。そのため、多くのクラウド事業者は自社データセンターの場所を明らかにしていませんでした。ですが、2018年10月11日に流れた報道は、一部のIT関係者に驚きをもたらしました。その報道とは、WikiLeaksが世界中に存在するAmazonデータセンターの場所を公開したといった内容です。

WikiLeaksは、アメリカ政府とAmazonの密接な関係が一定のラインを越えたものと考えており、一層監視を強める必要があるとの判断から、このような情報の公開に踏み切ったそうです。Amazon自身は、データセンターの所在地を知っているのは、社内でもごく一部の限られた人間であると明らかにしています。

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