Amazonを代表するクラウドサービス市場の現状について〜存在感を増す中国系企業とマイクロソフト~

AmazonがクラウドサービスであるAWSをリリースしたのは2006年のことです。同年3月に、クラウドファイルストレージサービスであるAmazon S3がリリースされました。その後、同年8月にはクラウドコンピューティングサービスであるAmazon EC2をリリースし、現在では60以上のサービスを展開するまでに至っています。クラウドサービスとしてトップシェアを独走しているAWSですが、成長しているのはAWSだけではありません。

IT関連の調査会社であるGartnerによれば、グローバルにおけるクラウドサービス市場は、2018年には約1,824億ドルとされていますが、2023年には約3,312億ドルにまで成長すると予測しています。これは我が国日本でも同様の状況となっています。ICT市場専門の調査会社であるMM総研によれば、2018年度の国内クラウドサービス市場は、約1兆9,422億円ですが、2023年度には約4兆4,754億円に到達するとのことです。

私自身、ITエンジニアとして実際の開発現場で仕事を行っていますが、ここ数年の間でクラウドサービスを活用したプロジェクトが一気に増加したことを肌で感じています。もはやクラウドサービスは開発現場におけるデファクトスタンダードとなりつつあるといっても過言ではありません。ただ、ここ最近、クラウド市場に2つの異変が起こっています。それは「中国系クラウドサービスの台頭」と「猛追するMicrosoft」です。今回はこの2つのキーワードを考察します。

現状のクラウドサービス市場におけるシェアと成長率

まずは現状のクラウドサービス市場におけるシェアと成長率を見てみましょう。調査会社のSynergy Research Groupによれば、2019年Q2のクラウドサービス(IaaS、PaaS、Hosted Private Cloud)シェアは、Amazonが33%、Microsoftが16%、Googleが8%、以降がIBM、Alibaba、Salesforce、Oracle、Tencentと続いています。

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