2019/09/29更新

システムエンジニアの適正って?どんな人が向いている?文系・未経験だと厳しい?

実際に私が業界を見てきた中で分かったことは、IT業界の人間も千差万別であって、それぞれ欠落した能力も抱えながらお互いに足りない部分を補い合っているという事実です。これこれこういった性質の人がエンジニアに向いているというよりは、この領域はこの人が適性があると細分化してみていく必要があるので、結果としては、どんな人でもエンジニアの適性があるとも言えると考えています。その前提の元、今回は向いている性格・適正について、「強いて言えばどうか?」という観点でご紹介します。

システムエンジニアに向いている性格とは

好奇心旺盛

システムエンジニアには知識欲が必要です。システムを開発するのにも、運用するのにも知識が必要だからです。入社して先輩から教えてもらったことやマニュアルに書いていることだけを鵜呑みにして、他から知識を仕入れないのはいけません。技術は日進月歩で常に進化し続けています。若い頃に身につけた知識だけで一生エンジニアができるほど甘い世界ではありません。好奇心が旺盛であることが、エンジニアの必須条件です。

とことん追求する

システムエンジニアは常に「なぜだろう」「どうすればもっと良くなるだろう」と考え続ける必要があります。常に疑問を持ち、解決策や改善策をとことん追求する性格が求められます。

大雑把だけど細かい

コンピュータは非常に繊細な道具です。ちょっとでも間違った指示を与えると、すぐに期待はずれの結果を出します。人間のミスをコンピュータがフォローしてくれることはありません。このため、とても細かい性格の方がシステムエンジニアに向いています。ただし細かすぎると木を見て森を見ずの例えのように、全体像を把握せずに枝葉にばかり囚われて本質が見抜けない人になってしまうので、ある程度は大雑把に物事を捉える能力も必要です。

聞き上手

意外に思われるかもしれませんが、システムエンジニアにはコミュニケーション能力が求められます。エンジニア同士の意思疎通も重要ですし、お客様との意思疎通もとても大切です。このためには、相手の話をしっかりと聞いて理解する、聞き上手な姿勢が大切です。一方的に自分の考えをまくし立てるタイプでは、システムエンジニアは務まりません。

めんどくさがり屋

「良い意味」でめんどくさがり屋の方が適しています。めんどうと感じない人は、無駄な手順や作業を疑問ももたずに粛々とこなす傾向にあります。それでは、良いアイディアや改善案は浮かんできません。「この作業は無駄だ。めんどうだ。もっと効率よくできないだろうか。」と考えるめんどくさがりな発想が必要です。

システムエンジニアに向かない性格とは

責任感が無い

一番だめなのは責任感が無い人です。システムエンジニアに限らずですが、自分の仕事に誇りを持ち、最後までやり遂げる責任感が何より大切です。他力本願で自分の行動に責任が持てないようでは、システムエンジニアは務まりません。

新しいものに興味がない

とにかく現状維持、新しいものは煩わしいだけ、と感じる人は、残念ながらあまりシステムエンジニア向きではないと言えるでしょう。システムエンジニアはモノを作る仕事なので、新しいものに興味が持てないと仕事の喜びが薄くなります。

人に聞くのが嫌

プライドが高くて、知らないことを他人に尋ねるのが苦手な人は、システムエンジニアに向きません。ITに必要な知識は膨大で、とてもひとりでカバーできるものでは無いからです。いちいち人に尋ねなくて良くなるように勉強するのは良いことですが、プライドが邪魔をするようでは成長しません。

人と話すのが苦手

システムエンジニアはたくさん会話します。コンピュータ相手の仕事なので、人と話さなくて済むと考えている人は、半分正解で半分間違っています。プログラム技術やIT技術だけをとことん突き詰めるという方向性もありですが、大半のシステムエンジニアはお客様向けのシステム構築を行います。大勢で仕事をすることがほとんどなので、会話が苦手だと苦労します。

プログラミングに携わる機会の多い人の適正

プログラミングに欠かせないものは、「コーディング」と呼ばれる、システムを構築するためにコンピュータが理解出来る言語を打ち込んでいく作業の「センス」が何よりも重要になります。どんな人でも言語をしっかりと学べば、ある程度のシステムを構築する能力は培われますが、効率の良いシステムを構築するとなると、この辺りは個々人のセンスに委ねられるケースが多いのです。

実際、プログラミングの得意な人のコードを見てみると、自分ではひっくり返っても思い浮かばないような素晴らしいコーディングでプログラムを作成しているのに感心することがあります。

プロジェクトをマネージメントする人の適正

言うまでもなく、コミュニケーション能力は必須です。社内社外問わず、多くの社員を束ねるプロジェクトであれば、よりその能力が問われる場面に遭遇するでしょう。また、プロジェクトの納期なども常に頭に入れてスケジューリングを組まなくてはならない関係上、いつまでに何を完了させれば良いのかといった、細かい計算を要する機会も多く訪れるはずです。

そしてそのために、誰をどこに配置すれば効率よく工期を縮められるかといった、他人の適性を把握していることも大切です。

他社に出向して作業している人の適正

これは何人で出向しているかにも依るのですが、例えばたった一人で他社に出向した場合に怖いのが、「周りに仲間がいない」ということ。何か困った事態が起こってしまった際に相談しやすい相手が近くにいないと、孤立してしまう恐れがあります。

そういった時に、自分一人で抱え込まずに電話でもメールでもかまわないので、とにかく状況を素直に伝えて知ってもらうことで精神的な辛さが緩和するケースがあります。自分だけで責任を抱え込んでしまって、そのまま休養といった流れは業界では割りと一般的なので、そうならないためにも、困ったらすぐに相談する姿勢を持ち続けることが重要です。

自分がシステムエンジニアに向いていないと決めつけない

自分はプログラムが苦手だからエンジニアには向いていないとか、文系だからきっと業界では採用してくれないなど、門戸を自分自身で閉じてしまうことは、試合を行う前から諦めているのと一緒です。自分が向いていないと決めつけるのではなく、業界の中で自分は一体何に適性があるのかを考えていけば、いくらでも自分のいるべき場所が見つけられるはずです。それはIT業界だけでなく、全てに言えることでしょう。

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