2019/07/24更新

【システムエンジニアの仕事内容】

就活に勤しんでいる中で、「システムエンジニア」というワードを良く耳にすることがあると思います。ただし、IT業界を志望している学生さんの中で、システムエンジニアの仕事を正確に説明出来る人は少ないと思います。それどころか、IT業界に携わっている人間ですら、エンジニアを自覚して業務に取り組んでいないのが現状です。実際のところ、IT業界でシステムエンジニアほど曖昧な定義はありません。

システムエンジニアとプログラマーの違いは?

私がIT業界に所属していた頃、同僚の社員とシステムエンジニアとは何かについて、意見を交わしたことがありました。彼の意見は残念ながら忘れてしまいましたが、私はプログラマーを引き合いに出しつつ、システムエンジニアという仕事を説明しました。プログラマーとは「主にシステムの開発作業に取り組む仕事」システムエンジニアとは「システムを開発するための設計書を作成する仕事」。勿論、これが正しい定義では無いのですが、大雑把に言ってしまえばこのようになると考えています。

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システムエンジニアの仕事内容

1. 要件を定義する

まず設計書を作成する前に、「要件定義」という段階があります。要件定義とは、「あるシステムを開発するためにユーザー側、つまり客先に問い合わせながら、必要な機能を洗い出す」作業です。システム開発の中で最も重要な業務ですので、基本的にはベテランが請け負うことが多いです。ちなみにこの段階をおろそかにすると、後々大幅な納期の遅延につながります。

2. 設計書を作成する

要件定義が終了すると、次は設計書作成の段階に移ります。設計書には、プログラマーがプログラムを開発するために必要な情報が文章でまとめられています。ただし実際には、作成された設計書をもとにレビュー作業が行われ、システムエンジニアとプログラマの間で認識の違いが出ないようにするのが一般的です。

3. プログラマを管理する

プログラマのスケジュールを管理するのも、システムエンジニアの大事な作業です。一般的にはWBSと呼ばれる、スケジュールをマネジメントするツールを使用します。実際にはスケジュール通りにプロジェクトが進行することはまれなので、定期的にWBSは修正を加えられ最適化され続けることになります。

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結局、システムエンジニアの仕事に定義はない

プログラマを引き合いに出しながらシステムエンジニアの主な業務について説明しましたが、結局のところ、業界ではエンジニアもプログラマーも一緒くたにされているといった印象です。したがって、プログラマーが設計書を作成することは業界ではごくごく普通のことで、逆にシステムエンジニアでもプログラム開発に従事させられることはしばしばです。冒頭で申し上げたとおり、「俺はプログラマーだ!」「システムエンジニアだ!」と強い自負を持っていない人間が多くを占めている傾向にあり、良く言えばそれだけ裁量を持って仕事ができる業界ということでもありますね。

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