2019/09/29更新

システム開発における保守・サポートの仕事内容|文系学生でもチャレンジできる?

今回は、長年システムエンジニアを生業にする筆者が、保守・サポート部門の仕事内容についてご紹介します。文系・理系の傾向にも触れていますので、適性理解をさらに深める意味でも、ぜひご一読ください。

保守サポート部門とは

システム開発における保守サポート部門とはどういったことをする部署なのか。ITという言葉からとても難しいことをしている、理系出身者が難しい理論でプログラムを作っているというようなイメージをお持ちではないでしょうか?もちろん理論だったプログラムは重要なポイントではありますが、高等数学のような難しい数式を解いたりすることはありません。

多くの場合、そういった計算はプログラムの中で自動化されており、また現在はインターネットで多くの情報が参照できるので、すべてを理解、記憶している必要もありません。IT業界を見渡してみると文系、理系の割合はじつはそう違いがないというのが実態です。

アプリケーションの保守

会社には様々なシステム、アプリケーションが構築されています。社内向けであれば申請書のワークフローシステムや社外向けホームページなどはイメージしやすいと思います。これらのアプリケーションを機能の改善や追加要望による軽微な修正、不具合の解消などを行い、業務効率の向上、現状に合わせたシステムの修正を行うことを、一般的には「保守」といいます。

プログラムの改善をする業務もあれば、プログラムを修正するよう依頼する業務もあります。開発業務と比べれば保守業務はプログラミング以外の多岐にわたることを行うとイメージしていただければと思います。

システムのサポート

システムを使うユーザーから思うように操作できないときやこういったことはできないかなどの質問に答える業務があります。マニュアルだけではカバーできないユーザーの要望をシステム側の視点で解決していくことをサポートと呼びます。システムよりのヘルプデスクと考えるとわかりやすいかと思います。この場合はむしろコミュニケーション力やユーザーの少ない言葉から多くを想像し回答へと辿り着く想像力が重要になります。どちらかと言えば文系出身者が活躍する業務です。

文系出身者で新卒入社した後

入社すると新人は文系、理系を問わずに、まず研修という名目で最低限の会社でのマナーや簡単なプログラミングを学ぶことになります。そこでプログラミングに躓いてしまう人もいます。ですが、安心してください。最初のうちだからこそ先輩社員も親切丁寧に教えてくれるし、業務はプログラミングだけではありません。全くプログラミングに関わらないこともあります。自分が得意な分野で貢献しつつ、学ぶ姿勢があることがなによりも重要です。

保守サポート業務の適性は?

保守サポートという業務は際立った適正は必要ありません。コミュニケーション力や読解力などの一般的な能力が最も重要になります。プログラムが得意な人はプログラミングを中心に行うことが多い業務へ、そうでない人はユーザーサポートを中心に行うように会社側で判断してくれます。文系出身だからプログラミングはできないという見方をすることはほとんどありません。業務を通じてその適正を判断するために上司がいるからです。

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