2019/09/29更新

ビックデータを現役SEが解説【IT・WEB業界の時事問題】

ビッグデータという言葉があります。直訳すると「大きいデータ」となりますが、どういったものかご存知でしょうか。言葉から予測できるのは、何やら大量のデータを使って何かをするのだろうというところです。その予測は間違ってはいませんが、それだけではありません。今回はビッグデータについてご紹介いたします。

大量のデータの集まりが意味をなす

ビッグデータとは何なのでしょうか。まずは概念についてお話したいと思います。例としてスーパーでの買い物で考えてみましょう。店側は売上や利益をアップする事が目的です。そこで誰がどのような買い物をしたのかという分析をします。しかし、たったひとりの買い物データを分析してもあまり意味を成しません。それでは、この買い物データが数万人分、数百万人分と増えていくとどうでしょうか。1つ1つの買い物データでは何も意味がなかったものですが、たくさんのデータが集まると色々なことが見えてくるのです。例えばAという商品を買った客は、高確率でBという商品を買うという分析結果が出れば、商品Aの売り場の近くに商品Bを置くという対策ができます。こういった分析は一例ですが、人間が予想もしなかった組み合わせがビッグデータを用いることで判明したりするのです。

ビッグデータの3つの特徴

さて、もう少しビッグデータについて掘り下げましょう。ビッグデータが巨大なデータ群であることはお分かり頂けたかと思いますが、それだけではありません。アメリカにガートナーという調査会社がありますが、そちらのアナリストであるダグ・レイニーはビッグデータをあらわす特徴として「3V」を提唱しています。1つ目は「Volume(データ量)」です。まずは言葉の通り、巨大な量のデータがビッグデータの一番の特徴です。2つ目は「Velocity(データ処理速度)」です。これはデータの処理速度を指します。大量のデータを分析する必要があるので、大量のデータを捌くスピードが求められます。そして3つ目は「Variety(データの多様性)」です。文字だけではなく画像や音声など、どういったデータを用いるかといったデータの種類を指します。
この3つの特徴がしっかりとあることでビッグデータははじめて価値のあるものになります。

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まとめ

今回はビッグデータについてご紹介しました。ビッグデータは既に様々な分野で活用が進んでいます。ビッグデータはIoTやクラウド、AIなどとも非常に相性がよい技術であるため、今後も様々なサービスが誕生し、展開されていくことでしょう。つい数年前までは個々のデータ自体に価値を見出すことができなかったのですが、ビッグデータ時代が到来した今は世の中のあらゆるデータが価値を持つ時代となったのです。
総務省は平成29年をビッグデータの利活用元年と位置づけており、一気にビッグデータの活用が進むのではと予測を出しています。私たちエンジニアもビッグデータという技術の動向については注目しておく必要があるでしょう。

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