2019/09/17更新

SIerを志望する前に心得ておくこととは?先輩ITエンジニアが解説!企業選びのヒントにも

今回は、IT業界を目指す学生のみなさん向けに、SIerで働く上で心得ておくべき事項についてお伝えします。働き始めてからはもちろんのこと、就活に向けても役立つ内容になっていますので、ぜひご一読ください。

自己研鑽を続けること

社会人になると、多かれ少なかれ勉強を続けていく必要があります。SIerでエンジニアとして働く場合、その必要性はより高くなります。理由は以下の2つです。

1.技術の移り変わりがとても早く、次から次に新しい技術が登場する

1つ目については、ひと昔前に使用していた技術は新しい技術に置き換わっていきます。現在は「IoT」「クラウド」「AI」といったところでしょうか。IT投資に積極的な企業は、こういったトレンドとなる技術に対して前向きであるため、常にアンテナをはり自身も実際に触れてみるという癖をつけておくとよいでしょう。

2.技術の幅が広く、様々な知識が必要となる

2つ目については、学びの対象となる技術の幅が広いというところです。必要な知識はプログラム言語にとどまらず、サーバーの知識、テストの知識などの技術的なものをはじめ、お客様の業務や習慣などもその対象となります。そのため、常に自己研鑽(けんさん)を続けることが非常に重要となります。

強みや独自性がないSIerは淘汰される

世の中にはSIerを生業とする企業がたくさんあります。SIerが行っている人月単位のビジネスモデルは崩壊が近いといわれて久しいのですが、個人的には今後二極化していくと思っています。

※「人月単位のビジネスモデルにおける問題点」については、時間があればインターネットなどで検索してみてください。

企業選びの指針にも

得意な技術領域などがなかったり、2次請け以下で甘んじているような企業は今後の成長も見込めません。こういった企業は総じて価格勝負となり、仕事を安く引き受けるしかなくなります。安い金額で引き受けるということは、人件費や教育費などに資金がまわりません。そうすると企業のレベルも落ちて…という負のスパイラルに突入します。

今後この業界で生き抜くためには、クラウドやIoTなどの特定の領域に特化していくか、同じものを開発するにしても、お客様へ積極的な提案や助言など高付加価値を提供できる力が必要となるでしょう。企業選びの際はこのあたりを意識しておくと良いかと思います。

ビジネスの基本は人である

私自身もSIerとして働いており、某有名サイトを展開するお客様とご一緒にお仕事をさせて頂いています。この経験から常日頃感じることは、上記に挙げたような点ももちろん大事ですが、最終的にはどんな仕事であっても「人」と「人」の関わり合いです。同僚やお客様と気持ちよく仕事をするため、またはプロジェクトを成功させるために、自身は今何ができて何をすべきなのか。常にそのあたりを考えて行動を起こせる人は、この業界に限らず優れたビジネスパーソンとなるでしょう。

これはどんなに勉強をしても身につくものではない反面、考え方を変えればすぐに実践できます。社会人になりたての頃は、自身の作業などで精いっぱいでそんな事を考える余裕はないかもしれません。ただ、心のどこかにこれを覚えておいてほしいです。そして少し余裕があるときは周囲に目を向け、自身が成すべきことをしてください。

それはいつか自身の糧となります。また、お気付きかもしれませんが、これは就活中にも言えることで、意識しているのとしないのとでは大きな違いが生まれます。この記事をお読みいただいた皆様と、SIerとしてご一緒にお仕事ができる日を楽しみにしています。

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