2019/09/06更新

オフショア開発・ニアショア開発ってどう違うの?双方のメリットデメリットについても解説

システム開発の手法に、オフショア開発・ニアショア開発というものがあります。今回は、その2つがどういった手法かを紹介するのにくわえて、双方のメリットデメリットについても触れようと思います。

オフショア開発とは

製造業の多くは、人件費が比較的安価である中国や東南アジア諸国で組み立てを行い、価格を抑えています。システム開発においても、製造業同様に日本で製品(システム)を設計し、人件費が安価な国で組み立て(プログラミング)を行い、最終検査を日本で行うという手法があります。このように開発作業を海外の企業に委託、または発注することを「オフショア開発」といいます。

ニアショア開発とは

突然ですが、工場が都心や都市に少ない理由は何でしょうか?理由は様々あると思いますが、1つは土地代が挙げれられます。もう1つは、人件費が高いという点でしょう。日本国内においても、都道府県ごとの賃金には大きな開きがあります。そんな背景がある中で、オフショア開発と同様、開発コストを抑えるために地方を活用する方法を「ニアショア開発」といいます。オフショア開発は海外の企業を用いた開発、ニアショア開発は国内(地方)の企業を用いた開発と覚えていただければよいかと思います。

オフショア開発のメリット・デメリット

オフショア開発のメリット

オフショア開発のメリットは何といっても圧倒的なコストの安さにあります。肌感覚ですが、東京で初級エンジニア1人を雇う場合の単価は約80~100万円程度といったところです。(もちろん企業によっても異なります。)これが例えば中国、インド、ベトナム、インドネシアといった国の場合、日本よりも単価を抑えて雇うことができるのです。しかも、海外のエンジニアは大学から情報工学を専攻している人が多いため、優秀な人材を容易に確保できます。

オフショア開発のデメリット

オフショア開発のデメリット
圧倒的な低コストが魅力のオフショア開発ですが、デメリット(リスク)もあります。まず日本とは文化が異なることです。日本のエンジニアは設計書に書かれていない事があれば、都度確認を行い開発します。一方海外のエンジニアは、設計書に書かれた事しか開発しない傾向にあったりと、そもそも仕事に対する考え方が全く異なるのです。

ニアショア開発のメリット・デメリット

ニアショア開発のメリット

ニアショア開発のメリットについては、オフショア開発と同様にコスト面があげられます。また、日本国内の地方に居住するエンジニアなので、オフショアのデメリットにあったような文化の違いなどもありません。昨今、関東圏は優良なエンジニアの確保が難しい状態となっていますが、地方は関東圏に比較すると人材の確保がしやすいという点もメリットとなります。

ニアショア開発のデメリット

大きなデメリットはあまり見当たらないですが、強いてあげると物理的に離れた拠点での開発はノウハウが必要だという点です。おそらく皆さんが想像している以上に、異なる拠点での開発というのはハードルが高いのです。双方の拠点がニアショア開発に対する理解が深くないと、プロジェクトは極めて頓挫しやすい環境となってしまいます。

まとめ

今回はオフショア開発とニアショア開発をご紹介しました。ITの業界にもグローバル化の波は押し寄せています。一方で物理的な垣根がなくなるため、世界のどこにいても仕事ができるという環境が実現しつつあります。皆様も是非この波を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

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