2018/05/17更新

ITスタートアップor大手企業?新卒で就職するメリット/デメリット

最近はベンチャー企業の事を「スタートアップ」と呼ぶ事も多いです。大手企業で安定した生活をしたいという人もいる一方でスタートアップで成長したい、自分の実力を試したいという人も存在します。どちらのキャリアが正しいという事はもちろんありません。しかし、いったいスタートアップと大手企業それぞれどういうメリットとデメリットがあるのでしょうか。就活生が知っておくべきスタートアップと大手企業の違いについて説明します。

そもそもIT界隈ではよく見る「スタートアップ」とは?

まずは「スタートアップ」とはどのような企業なのでしょうか。一般的にベンチャー企業はその事業規模の段階によって名前が変わります。初期から順番に、スタートアップ(シード)、アーリー、ミドル、レイターという4ステージです。つまり、スタートアップというのはベンチャー企業の中でも立ち上げたばかりの企業の事を指します。つまり、中小企業の中でも小さめの企業がスタートアップであるとも言えます。

スタートアップと一般的な中小企業の違いは成長のスピードにあります。スタートアップはベンチャーキャピタルからの投資などを利用して数年で何十・何百倍も事業拡大を行おうとしますが、一般的な中小企業はそれほど豊富な事業意欲を持っているとは言えません。よって、求人にかっこいいからという理由でスタートアップと書いていても、入社したらただの中小企業だったというケースは少なくありません。一般的な中小企業の中には、後述するスタートアップのデメリットと大企業のデメリットの両方を保有している企業も少なくないので、入社する前に本当にこの企業はスタートアップなのかと考えた方が良いでしょう。

スタートアップのメリット・デメリット

スタートアップに入社するメリットは、業務の裁量が広い事と会社の拡大に合わせて出世しやすいということです。スタートアップは人数が少なく会社の組織の機能分化が十分ではないために会社にとって必要な作業はなんでも行うことになります。その泥臭さが自分の経験とスキルに繋がりますし、うまく事業が拡大すれば20代で上場企業の役員になるということも不可能ではありません。ただし、教育や研修は一般的にほとんどありませんし、あまり労働環境は良いとは言えません。また、スタートアップの殆どは途中で力尽きてしまうし、企業によって当たりはずれもあり、同じ企業でずっと働きたいという人には向きません。

大企業のメリット・デメリット

大企業に入社するメリットは、教育・研修の仕組みがしっかりしていることと会社が安定していることです。大企業は教育・研修に時間を割くことが出来ますし、人材の層も厚いので仕事で困っても上司や先輩からフォローしてもらいやすいと言えます。また、事業が安定している分、会社の倒産リスクが低いのでサラリーマンとして安定した生活を送れます。ただし、良くも悪くも組織がしっかりしている分、出世のスピードはスタートアップよりも遅れますし、業務の裁量が狭いので成長スピードは遅めです。

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新卒がスタートアップ・大企業を選ぶ際のポイント

スタートアップと大企業を比較しましたが新卒で入社する場合、どう選べば良いか気になりますよね。基本的にスタートアップは大企業のように大規模な新卒採用を行っていないことが多い傾向にあります。大企業のように採用して雇用のミスマッチが発生すると、資金的余裕のないスタートアップには致命傷になりかねないからです。

スタートアップの多くは、新卒を採用する場合はインターンとして働いてもらい、実際の能力を確認してから学生にオファーを掛けるのが一般的です。よって、スタートアップに入社したい学生は、まず興味のあるスタートアップを探すことから始めてみてください。そしてインターンに申し込んでみて、そこからスタートアップを目指すか大企業を目指すかを考えても遅くはないでしょう。

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