2018/05/17更新

IT企業の選び方をIR情報や就業環境などから考える

IT業界と一言でいっても、主とする業務や規模感、社風によって全く異なります。皆さんが内定を獲得した際、その企業に入社すべきかは正に人生のターニングポイントであり、入社するかどうか悩む方も多いと思います。判断基準は、各種情報を総合的に判断したり、一目惚れであったりと人によって様々です。そこで、今回は判断材料の1つとして、現役エンジニアの視点からご確認いただきたいものを紹介いたします。なお、仕事内容や初任給など、基本的なものについては対象外とさせていただきます。

IR情報

企業のサイトをみるとIR情報というページがあります。これは株主や投資家のために決算やコーポレートガバナンスなどの情報を公開したものになります。株式市場に上場した企業であれば、こちらに決算の説明資料があります。まずはこちらを確認してみましょう。その企業が黒字なのか赤字なのか、赤字である場合は当期だけなのか長く赤字が続いているのかといった収益に関する部分を把握できます。また、企業がこれから力をいれようとしているところ、市場の動向なども記載されています。基本的に企業のサイトには良いところしか書かれないものですが、このIR情報などは嘘をつく事は許されません。内容的に少し難しく感じるかもしれませんが、細かい数字などを追う必要はありません。頑張って目を通すと様々な発見があるはずです。

残業時間・休日出勤

気になるところですが、説明会等ではなかなか聞くのに憚られるのが残業時間や休日出勤です。昨今は、様々な事件により働き方の見直しが進んでいますが、まだまだ残業や休日出勤が多い企業は存在します。残業や休日出勤が悪なのではなく正当な対価が支払われるか、残業や休日出勤が著しく多くないかという点は最低限確認したほうがよいでしょう。

福利厚生

社員寮があるかどうか、健康保険組合はどこか、資格取得支援制度、時短制度、産前産後・育児休暇などが存在するかという点も確認しましょう。福利厚生は企業のアピールポイントでもあるため、募集要項や企業サイトなどに記載されていることが多いです。また、どういった制度に力を入れているかを確認することで、その企業の雰囲気や考え方なども垣間見る事ができます。

オフィス環境

皆さんがご想像の通り、エンジニアはオフィスで仕事をする事が多いです。
もちろん会議などでお客様先へ出向く事もありますし、お客様との契約によってはお客様のオフィスに常駐する可能性もあります。ただ、自社開発や受託開発がメインの企業であれば、一日の大半をオフィスで過ごします。その際、エンジニア1人に与えられるデスクのサイズ、椅子の快適性、エンジニアが使用するPCのスペック、マルチディスプレイであるか等は、可能であれば確認したほうがよいでしょう。

上記に上げたものはその時点での結果なので大きな意味はないのですが、大事なのはエンジニアに投資をしてくれる企業であるかという点です。オフィス環境は利益が上がっている企業でないと改善できませんし、エンジニアに理解がある企業でないと投資されません。GoogleやAmazonなど名だたる企業も優秀な人材をつなぎとめるために、オフィス環境への投資を積極的に行っているのです。細かいところを聞きにくい場合は「仕事場はどのような環境ですか?」というところから話を引き出しても良いでしょう。

まとめ

今回はIT業界における企業の選び方をご紹介しました。IT業界はブラックという偏見があるのも少なからず事実ですが、長年IT業界に身をおいた身としてはそういった企業ばかりではないと思います。有名だから入りたいという理由も多いですが、皆様自身も企業を選んでいるんだという意識を持って様々な観点から企業を観察していただければと思います。

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