2018/05/17更新

文系学生が有利?エンジニアには日本語のスキルが求められる

ITエンジニアと聞いて必要なスキルを3つあげるとしたら皆さんは何をあげますか?お客様と仕様を検討するためには、コミュニケーション力は必要になりそうですね。もちろんコードを書くためにはプログラミング力も必要だと思います。最後の1つはなんでしょう。いろいろなものがあがると思いますが、私がもし1つあげるとするならば、「日本語のスキル」だと思います。では、なぜエンジニアは日本語のスキルが必要になるのでしょうか?今回はITエンジニアに求められる日本語のスキルについてご紹介いたします。

ITエンジニアとドキュメント

IT業界にも様々な分野がありますが、一般的にWEB系といわれる会社の場合は、さほどドキュメントに振り回されることはないでしょう。WEB系の会社はなんといってもスピード重視であり、ドキュメントの作成にエネルギーを使うくらいなら、実際にモノをつくってしまおうといった風潮があります。そのため、必要最低限の仕様をまとめるくらいで、必要以上にはエネルギーを費やしません。では、どんな分野がドキュメントと深いつながりがあるのでしょうか?それはSIerといわれる分野の会社です。特に大手SIerとなると、仕事の8割はドキュメントを作成する仕事と言っても差し支えがないほどに様々なドキュメントを作成する必要があるのです。そこで必要になるのが日本語のスキルです。

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就活生にも通ずる3つのポイント

皆さんは資料を作成する際にどのようなことを意識していますか?敬語や文法、言葉の誤用など気を付ける箇所はたくさんあると思いますが、私はその中でも特に気を付けている事が3つあります。それは「簡潔な文章」「読む人のレベルを考える」「目的をはっきりさせる」という3点です。

簡潔な文章

まず1つめの「簡潔な文章」についてです。仕様書や不具合の報告などを文章にする際に、事実をつらつらと書いていると一文一文が長くなってしまいがちです。長い文章は読解に時間がかかりますし、場合によっては読み手次第で異なる意味で受け取ったりすることがあります。そのため、できるだけ簡潔な文章でまとめることが重要です。

読む人のレベルを考える

2つ目の「読む人のレベルを考える」ですが、こちらはそのドキュメントを誰向けに書いているのかを意識するということです。エンジニア向けであれば専門用語で記載しても問題ないですが、エンジニアでない人に対する資料の場合は専門用語は使うべきでないでしょう。また、技術面を説明する場合はかみ砕いて説明する必要があります。このように作成するドキュメントは誰が読むのかという点は作成時点から意識しておくべき事項の1つです。

目的をはっきりさせる

最後は「目的をはっきりさせる」という点です。文章はそれぞれに目的があります。それは「説明」である場合もありますし「注意」もあるでしょう。または「質問」かもしれません。文章を読んでいると、この目的がつかめないものがあります。その文章は読み手に何を伝えたいのかを明確にする必要があるでしょう。例えばある質問を2つしたいときに、文章で「〇は〇でしょうか?~省略~△は□でしょうか?」と書くよりも、「2点質問があります。■1点目 〇は〇でしょうか? ■2点目 △は□でしょうか?」と記載したほうが、読み手は回答しやすくなります。

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まとめ

本日ご紹介した3点は、1つの共通点があります。それは全て読み手のことを第一に考えているという点です。文章を作成する際はどうしても自身の考えを伝えることに注力しがちですが、読み手という視点も意識して作成してみましょう。これはエンジニアに限ったことではなく、就活生のES作成や面接時に頭を整理するためのヒントにもなりますよ。

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