2019/09/06更新

ITエンジニアを目指すなら英語の勉強をしておくべき?どんな場面で英語が必要になるの?

ITエンジニアが仕事をしている風景で、PCの画面に英語がずらーっと並んでいる場面を見たことがありませんか?これからIT業界を目指す方の中には、自分は英語が苦手だけど大丈夫かな?と不安な方も多いでしょう。そこで今回は、エンジニアにとって英語力が必要かどうかについて考察してみましょう。

IT業界における英語の必要性

日本語に対応している環境なら問題なし

IT業界で働く上で、英語力が必須かと問われると、ケースバイケースです。地方のソフトウェアベンダなどではよく使われる技術しか使わない傾向が強いため、英語力が無くても特に不便を感じることはないでしょう。実際、JavaやLinux、Apache、Oracleといった主要なシステム構築要素については日本語のドキュメントが山のようにあり、この範囲で仕事をする上では英語力は必要ありません。しかし、こうした既存の技術感から一歩外に出ると、途端に英語力が必要になります。

新しい技術の場合は…

新しい技術は海外発信のものがほとんどです。こうした知識を欲すれば、自ずと英語を読むことになります。例えば、最近ですとAI関連です。日本語の書籍も随分多くなってきましたが、それでも英語の文献の方が充実しています。また、クラウドサービスもMicrosoftやAmazon、Googleなどが提供していますが、使いこなそうと思うとほとんどが英文で書かれているドキュメントを読まなければなりません。

加えてトラブル解決のための参考事例を検索すると、難しい事象ほど英語サイトの方が情報量が多く、充実しています。枯れた技術でシステム開発を行っている範囲では特に英語力が必要になる場面はありませんが、新しい技術を習得しようとすると、英語力が必要になります。そして、新しい技術は往々にして実用化され、仕事で使うようになります。

エンジニアは英語の勉強をしておくべきか

英語が分からないと自らの首を絞めることに

英語が読めないエンジニアは、技術において後手に回らざるを得ません。なぜなら、ある程度普及して日本語の解説書が出回ってからでないと、その技術を身につけることができないからです。技術について意識が高い会社の場合は、英語の書籍を使って査読会を行い、いち早く技術を習得しようとするところもあります。こうした新しい技術は会社の利益にプラスになることが多いからです。

英語が読めなければ、こうした試みも英語を読むのに必死になり、肝心の技術について深く考えたり、理解したりする余裕がないでしょう。逆に英語が読めれば、知識を仕入れる元が一気に広がります。インターネットのサイトでも、新技術については海外の方が活発で有益なものが多数あり、日本語のサイトに限定された状態よりずっと幅広い知識を得ることができます。

まずは読解力があれば十分

特殊な事情がない限り、英語は読解力さえあれば大丈夫です。技術に関する英文を読むのは、英字新聞を読むのに比べると随分楽です。技術用語(Technical term)ばかりが使われ、また使われている構文も慣れてしまえば限られています。書く力も、海外のサイトに質問を投げたりする程度の作文力があれば十分でしょう。

会話の能力は、オフショア開発のブリッジSEでもやらない限りは不要です。(ただし外資系のIT企業に就職した場合や、社用語を英語に統一している場合などは異なります)つまり、ほとんどの場合は英語を読む勉強さえしておけば十分です。ただし、英語が嫌いでまったく読む気もしない、という状態はエンジニアとして好ましくありません。それでも仕事はできるでしょうが、技術屋として成長する幅を狭めてしまいます。

まとめ

今回は、エンジニアにとって英語力が必要かどうかについて解説しました。システムエンジニアにも色んな人がいて、まったく英語が読めなくても普通に仕事をしている人もたくさんいます。しかし筆者は、それでは技術力が伸びないと考えています。会話ができるほど徹底して英語を勉強する必要はありませんが、学生のうちに最低でも読解力は身に付けておくと重宝しますよ。

image byFreepikによるデザイン