2019/12/19更新

3分で読める、チケット転売が増えた訳とIT技術の進歩の関係について

2019年6月14日、1つの法律が施行されました。それは「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」というもので、いわゆる「チケット不正転売禁止法」です。これまでもライブ会場や人気があるイベント会場で「ダフ屋」という行為を目にした方も多いのではないでしょうか。

転売目的で大量に購入し、本当にそのチケットや入場券を欲しい人の足元をみて高値で売りつけるダフ屋行為は、多くの都道府県の条例で禁止されていました。ですが条例はあくまでもその都市の範囲であり、インターネット上には規制がない状態が続いていました。このチケット不正転売禁止法には、ITが発達・普及した時代ならではの様々な問題が絡んでいます。そこで今回はチケット不正転売禁止法とITについて考察を行います。

なぜ今なのか

では、なぜいま不正転売禁止法が施行されたのでしょうか。1つはチケットを転売する場が近年急激に増えていること、もう1つはその転売により多くのトラブルが発生しているという問題を解決するためと見られています。ここ数年で様々な企業がインターネットオークションサイトを運営するようになりました。これにより「チケットを欲しい人」と「チケットを売りたい人」が簡単につながり、売買ができるようになったのです。

また、チケットを転売する側としても、自身の住所を相手に教える必要がないということも、インターネット上の転売に拍車を掛けています。さらにはSNSなどでもチケットを転売する人、チケットを購入したい人などがそれぞれ情報を発信しており、個別に売買するケースも増えています。このように良くも悪くも規制がまだ緩いインターネットが舞台となり、チケットの高額転売や詐欺などのトラブルが増え続けているのです。

チケット自動購買プログラムの存在

この転売問題で1つ不可思議なポイントがあります。本当にチケットを求める人が正規の金額でチケットを手に入れることができれば、ここまで転売問題は大きくならなかったはずです。それにも関わらずチケットの多くを転売屋が手にすることができるのはなぜなのでしょうか。この謎は2018年8月に1つのニュースで明らかになりました。

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