皆さんは日常において、PCやスマートフォンをよく利用していると思いますが、OSという言葉をご存知でしょうか。PCやスマートフォンは購入直後のままでは使い物にならないため、様々なアプリケーションをインストールする必要があります。このアプリケーションを動かすためにOSというものが存在します。
OSとは何か説明できますか?
OSとはOperation System(基本ソフトウェア)と呼ばれるものです。各アプリケーションはOSを通して、ドライバといわれるハードウェアを操作するソフトを経由し、PCやスマートフォンのハードウェアにアクセスします。イメージとしては、箱や部品がハードウェアで、そちらを制御するものがOSといったイメージです。
デスクトップOSのシェア率
まずはデスクトップパソコンについてOSのシェアとそれぞれの特徴を見ていきましょう。まずはシェア率です。以下のURLに2019年8月のシェア率が報告されています。
Desktop Operating System Market Share Worldwide | StatCounter Global Stats
こちらによると、第1位はWindowsで78.32%、第2位はOS Xで13.22%、第3位はLinuxで1.72%、第4位はChome OSで0.86%%となっています。(URLのリンク先では第3位がUnkownとなっていますが、これは判定不能というものであるため、除外しています。)ダントツのシェア率を誇るWindowsですが、こちらの内訳も確認してみましょう。
Desktop Windows Version Market Share Worldwide | StatCounter Global Stats
第1位はWindows10で59.82%、第2位はWindows7で30.92%、第3位はWindows8.1で5.53%、第4位はWindows8で1.7%、第5位はWindowsXPで1.54%となっています。
デスクトップOSの特徴
言わずと知れたMicrosoft社のOSであるWindowsは、1990年後半にシェア率でトップに踊りだしました。その後長きに渡ってトップの座を維持しています。操作性に優れた画面と圧倒的なシェアによるソフトや周辺機器の充実度は非常に高いものがあります。
次にOS Xです。こちらはApple社のPCであるMac専用のOSとなります。サーバーOSとして有名なUnixをベースとしているため、プログラマやエンジニアには非常に人気が高いOSです。
最後にLinuxです。こちらはデスクトップOSとしては、ほとんどシェアを獲得できていませんが、サーバーOSとしては非常に高いシェアを誇っています。オープンソースであるために、無料であることと世界中の有志によって絶えず進化していることが特徴として挙げられます。
まとめ
今回はOSについてのシェアと簡単な特徴を説明しました。シェア率や特徴については、エンジニアの常識として知っておくべき内容となります。また、OSによってPCの挙動は変わるため、不具合の原因になりやすいという点には十分に注意が必要です。
テストの計画をたてる際は、シェア率などを把握しておくことで何に注力すべきかが明確になります。細かい数字まで把握する必要はありませんが、おおよそのシェア率などは常に意識しておく事をおすすめします。
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