2019/10/03更新

バイドゥ(百度, Baidu)ってどんな企業?〜IT業界の勢力図を塗り替えるBATH〜

これまでのIT業界は常にアメリカがリードしてきました。世界に大きい影響力を持つIT企業群を指すGAFAやGAFMA、FANNGも全てアメリカのIT企業です。また、企業だけではなくITに関する様々な規格はアメリカを中心として策定されています。ですが、このIT業界の勢力図は、今塗り替えられつつあることをご存知でしょうか。先頭を走るアメリカを猛追するIT国家。それは中国です。アメリカ主導のIT業界に終焉をもたらす存在となり得る中国の有力IT企業群をBATHといいます。今回はそのBATHの一角である「バイドゥ」について考察します。

バイドゥの事業

GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)と比較すると、BATHはまだまだ日本では知名度が高くありません。BATHの一角であるバイドゥという企業をご存知の方も少ないのではないかと思います。そこでバイドゥの事業から紹介していきましょう。

バイドゥのコア事業は、検索エンジン及びオンライン広告です。日本はもちろん世界ではGoogleが同カテゴリーで圧倒的なシェアを誇っていますが、中国では海外の企業がサービスを展開することは容易ではありません。Googleも一度は中国進出はしたものの、中国政府が望まない情報を表示しないという自主検閲を嫌って撤退したという経緯があります。

2018年に再びGoogleが中国へ再進出するという報道があったものの、外国企業に対する技術移転などのように政治的に複雑な問題もあり、なかなか実現に至っていない状況です。このGoogle空白地帯である中国の約8億人と言われるインターネット人口に対して、検索サイトでトップシェアを誇っているのがバイドゥなのです。

バイドゥはこの事業で得た多額の利益をAI、IoT、自動運転といった最先端技術の研究に投資しています。このような研究面を見ても「中国版Google」という言葉がまさにピッタリな企業です。

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